WHITEROOMを複数人で利用する


WHITEROOMを複数人で利用する

WHITEROOMでは同じ部屋からでも離れた部屋からでも、複数人で同じルームに参加して快適にコミュニケーションできるように、Wi-Fiや空間の情報から自動で音声やアバターの状態を制御をしています。具体的にできる事やその際の注意点、トラブルシューティングに関しては下記をご覧ください。

同じ部屋から複数人でルームに参加する

同じ部屋から複数人でルームに参加される場合は、デバイスを全て同じWi-Fiに繋いでください。音声の状態が自動で最適化されます。

→同じWiFiに接続できない場合(携帯回線やテザリングの場合など)

→同じ部屋から参加している人の声がデバイスから聞こえる/ハウリングしてしまう場合

→会社や組織全体で同じWi-Fi(SSID)名が使用されている場合

→遠隔地から参加している人の声が聞こえない場合

同じ部屋から複数人でMRモードを使いルームに参加する

iPhone/iPadおよびHoloLens2の場合、同じ部屋からMRモードで参加すると自動でアセットの位置が同期され、同じ部屋から参加している人にはネームプレートが表示され、遠隔から参加している人はアバターとして見えます。

→はじめてMRモードを利用される場合

→「拠点が見つかりません」と表示される場合

→同じ部屋の人同士でアセットやアバターの位置がずれている場合

→Questシリーズのパススルーモードで、アセットの位置を同期したい場合

→同じ部屋にいる人のアバターが表示されている場合

→同じ部屋にいる人のそのネームプレートが大きくずれている

→遠隔地にいる人のネームプレートだけが表示される場合

MRモードで配置したアセットを翌日も同じ位置に表示する

一度MRモードで参加してアセットを配置したら、それ以降は同じ場所に復元することができます。

→前回置いた箇所にアセットが復元されない場合


トラブルシューティング

同じWiFiに接続できない場合

携帯回線やテザリングなどを使用していると、同じ部屋でも別の部屋として認識されてしまいます。

同じ部屋から参加している人の声がデバイスから聞こえる/ハウリングしてしまう場合

→接続しているWi-Fiの情報から、同じ部屋でも別の部屋として認識されています。

同じ部屋にいる人のアバターが表示されている場合

→接続しているWi-Fiの情報から、同じ部屋でも別の部屋として認識されています。

これらの場合、メインメニューのOthers > setting > 「音声チャットグループを切り替える」から下記の手順に従って、同じ音声チャットグループへ切り替え操作を行ってください。


会社や組織全体で同じWi-Fi(SSID)名が使用されているの場合

→別の部屋から参加していても、同じ部屋から参加していると認識されています。

遠隔地から参加している人の声が聞こえない

→何らかの理由で同じWi-Fi(SSID)名になり、同じ部屋から参加していると認識されている可能性がございます。

遠隔地にいる人のネームプレートだけが表示される場合

→何らかの理由で同じWi-Fi(SSID)名になり、同じ部屋から参加していると認識されています。

これらの場合、メインメニューのOthers > setting > 「音声チャットグループを切り替える」から下記の手順に従って、新たな「音声チャットグループ」を作成してください。


同じ部屋のユーザー同士でアセットやアバターの位置がずれている場合

→双方のデバイスの間でルームの中心点(=アンカー)が共有できていません。

同じ部屋にいる人とそのネームプレートが大きくずれている

→双方のデバイスの間でルームの中心点(=アンカー)が共有できていません。

前回置いた箇所にアセットが復元されない場合

→前回設定したルームの中心点(=アンカー)を発見できていません。

これらの場合、ずれている方のユーザーは一度退出後に再度MRモードでルームに入室してください。その際下記のように空間をよく見回しスキャニングすることで、同じ部屋のユーザーと位置が同期されます。

HoloLens2の場合
iOSの場合

Quest シリーズのパススルーモードで、アセットの位置を同期したい場合

QuestシリーズではiPhone/iPad, HoloLens2のように自動で同じ部屋から参加しているユーザー間でアセットの位置を同期することは現在できません。お手数ですが下記の手順に従い、手動で位置を合わせていただく必要がございます。

①Quest以外のデバイス(HoloLens2,iPhone/iPad)で入室する際に「新たに拠点を作る」を選択し、自分の1.5m前方に中心点を配置する。

②Questにて、最初に入室された方と同じ場所・向きに立ったらWHITEROOMアプリを立ち上げて、ルームに入室する。

③Questが入室できたら左コントローラーのスティック下にあるパススルー切り替えボタンを押す。


「拠点が見つかりません」と表示される場合

WHITEROOMのMRモードでは、同じ部屋の人同士でアセットの位置を同期したり、一度配置したアセットを同じ位置に再び表示したりするために空間をスキャニングしてます。

その部屋や会議室で初めてMRモードをご利用いただく場合
→下記の動画の手順に従い新たにルームの中心点(=アンカー)を設定して下さい。

●同じ部屋から参加しているユーザーとアセットの位置を合わせたい場合
●以前配置したアセットを部屋の同じ場所に復元したい場合

→お手数ですが「スキャンを続ける」を選択して、こちらを参考に何度か空間を引き続きスキャンしていただくようお願いいたします。

●繰り返し「拠点が見つかりません」と表示される場合
何らかの原因により空間情報が十分に取得できていない可能性があります。こちらを参考に環境をご確認ください。

また、アセットの位置は同期されませんが、下記の動画の手順に従い新たにルームの中心点(=アンカー)を設定すればルームに入室することができます。
 

HoloLens2の場合
iOSの場合

【MRモード】環境を準備する

MRモードに適した環境

MRモードでWHITEROOMをご利用いただく際、空間をスキャニングすることで現実空間上にデータを表示させることができます。一方で下記のような条件の空間だと、正常に空間が認識できない可能性がございます。その際はお手数ですがご利用場所を変えるなどの対応をお願いいたします。

・床や壁が単色で模様が無い空間
・過度に明るすぎる、暗すぎる
・家具や什器などが何も置かれていない空間
・屋外や、天井の高く広い屋内空間
・カーテンや布など不安定な素材で仕切られた空間
・壁や床が鏡やガラスなどの空間

適した空間

HoloLensの準備

初めて利用される部屋や会議室などで、HoloLensを使用される場合は右の動画を参考に、空間のスキャニング操作をお願いいたします。これにより空間上のファイルの位置がずれにくくなります。

より詳細な情報はこちらをご覧ください。
→HoloLens 環境に関する考慮事項

HoloLensにて床や空間が正常に認識されない場合


また、特徴点が多い空間であるにも関わらずHoloLensでアプリを二回目以降に起動する際に、床認識が正常に行われないケースが確認されています。
その際はお手数ですが、以下の手順をお試しください。

1.床認識が行われない当該エリアでHoloLensを起動し、設定画面からシステムを選択する
2.システムのうち、ホログラムを選択し「近くのホログラムを削除」を選択する。
3.現在地の周辺の空間認識情報がリセットされるので、再び空間のスキャン作業を行う。
4.再びWHITEROOMのアプリを起動してログインを行う。

上記の手段を用いても床が認識されない場合はお手数ですがお問い合わせください。