アンカーを設置する
アンカーとは?
HoloLensおよびiOSデバイスでルームに参加する際は、アンカーと呼ばれるルームの中心点を最初に設定する必要がございます。
WHITEROOMでは、このアンカーを原点として遠隔地の人と同じ空間を再現しています。
※同じ空間から複数のユーザーが同じルームに参加される場合、一番最初にログインされるユーザーのみがアンカーを設置する必要があります。二人目以降はデバイスが空間を認識し、自動で最初の人が設置したアンカーが読み込まれます。
※現在、HoloLensとiOSデバイスではシステムから提供される空間認識性能に違いがあり、同じ空間からHoloLensとiOSデバイスを用いてルームに参加する場合、HoloLensのユーザーが先にログインしてアンカーを設置してから、iOSのユーザーにログインしていただく事を推奨しております。


HoloLensでアンカーを設置する
QRコードおよびルームIDでルームを選択したら、4桁のPINコードを入力してください。
正しいPINコードが入力されたらアンカー設置画面になります。
最初は「室内をスキャンしています」と表示されるので、ゆっくりと室内を見回してください。
部屋の床が認識されると、アンカーを置く位置が表示されます。※床が認識されない場合は自動で配置されます。
球体をつまんで自由に動かすことができますので、部屋の中心などの移動させて「確定」ボタンを押してください。
確定後、周囲の空間情報が足りていないと「空間情報が不足しています。空間を見回して十分にスキャンしてください」と表示されます。 その際はアンカーを設置した周辺を見回すように端末を動かして、ゲージが100%になるまでスキャンして下さい。
スキャンが完了するとルームに入室することが出来ます。
iOSデバイスでアンカーを設置する
iOSでVRモードからARモードへと切り替えた際にはHoloLens同様に、アンカーの設置が必要です。
最初は「床を認識しています。」と表示されるので、ゆっくりと部屋の床をカメラで見回してください。
床が認識されると、アンカーが表示されるので、端末を部屋の床の方へと向けて確定を押してください。
※床が認識されない場合は自動で配置されます。
確定後、周囲の空間情報が足りていないと「空間情報が不足しています。」と表示されますので、室内を見回すように端末を動かして、ゲージが100%になるまでスキャンして下さい。
スキャンが完了するとルームにログインすることが出来ます。
床認識がされない時は?
アンカーを設置しようとしている床が、単色で模様が無かったり、床が広く、特徴となる物が何も置かれていないとシステムが正常に床を認識できない可能性があります。
以下のページも参考に、特徴点のある空間で再度試していただくようお願い致します。
環境の準備をする(HoloLensのみ)


また、特徴点が多い空間であるにも関わらずHoloLensでアプリを二回目以降に起動する際に、床認識が正常に行われないケースが確認されています。
その際はお手数ですが、以下の手順をお試しください。
1.床認識が行われない当該エリアでHoloLensを起動し、設定画面からシステムを選択する
2.システムのうち、ホログラムを選択し「近くのホログラムを削除」を選択する。
3.現在地の周辺の空間認識情報がリセットされるので、再びスペーシングを行う。
4.再びWHITEROOMのアプリを起動してログインを行う。
上記の手段を用いても床が認識されない場合はお手数ですがお問い合わせください。


同じ部屋で参加しているのに見えるオブジェクトの位置が異なる場合
WHITEROOMでは、上記で説明したアンカーを基準にして複数のデバイスで同じ座標系(空間)を共有しています。
もしAさんとBさんが同じ部屋から同じルームに参加しているのにも関わらず、二人の見えているオブジェクトの位置に差が生じている場合は、アンカーの設置および空間の認識が正常に行われていない可能性があります。
お手数ですが一度アプリを終了させて再度アンカーを配置してログインいただくようお願いいたします。
また、HoloLensとiOSデバイスが混在する状況でログインされる場合は、HoloLensで先にアンカーを設置してログインしたのちにiOSデバイスもログインいただく事を推奨しています。
併せてHoloLensのセットアップに関する情報もご覧ください。
環境の準備をする(HoloLensのみ)