WHITEROOM LIVEではボリュメトリックビデオ(※)を使い、あなたの表情や身振り手振りを立体的な映像として撮影し、ルームの中でアバターやアセットとして表示することができます。こちらではLIVE機能の使い方をご紹介します。


ボリュメトリックビデオとは?

通常の映像撮影のような現実を平面的に記録する技術とは異なり、深度センサー(LiDARなど)や複数のカメラを用いて、現実を三次元的に記録することができる技術です。
例えば通常の映像は一度記録してしまうと、後から視点や画角を自由に変えることはできませんが、ボリュメトリックビデオでは三次元的に空間が記録されるため、後から自由な視点で映像を見ることが出来ます。

LiDAR(ライダー)とは?

LiDARとは「Light Detection And Ranging(光による検知と測距)」の略で、レーザー光を用いた距離測定技術のことを示します。人間には視認できないレーザー光を物体に照射し、その反射した光を計測することで物体の形状を記録することができます。WHITEROOM LIVEではLiDARセンサーを搭載したiPhone/iPadを用いてボリューメトリックビデオを記録します。

LiDARを搭載するiPhone/iPad

WHITEROOM LIVEを使用される際はLiDARを搭載したiPhone/iPadが必要です。
現在、以下のiPhone/iPadにLiDARが搭載されており、WHITEROOM LIVEを使用することができます。

・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max

・iPad Pro 12.9 インチ (第 6世代)
・iPad Pro 11 インチ (第 4 世代)
・iPad Pro 12.9 インチ (第 5 世代)
・iPad Pro 11 インチ (第 3 世代)
・iPad Pro 12.9 インチ (第 4 世代)
・iPad Pro 11 インチ (第 2 世代)

WHITEROOM LIVEの使い方


WHITEROOM LIVEアプリのインストール

WHITEROOM LIVEを使用される際はWHITEROOM LIVE専用アプリが必要です。用意したLiDARが搭載されたiPhone/iPadに、Appストアより「WHITEROOM LIVE」をインストールしてください。
WHITEROOM LIVEApp Store


LIVE映像の二種類の利用方法

LIVE映像には以下の二種類の方法でご利用いただけます。

リアルタイムで配信する

こちらは自分のアバターとして、リアルタイムのボリュメトリック映像を使うことができます。

※現在LIVEアバターとして参加できる人数は1ルームにつき1人までとさせていただいております。

>リアルタイム配信の方法

3D録画データとして録画する

こちらはボリュメトリック映像をあらかじめ録画しておき、アセットとして再生することができます。

※一つの録画データを複数のルームへアップしたり、複数の録画データを一つのルームへアップすることが可能です。

>3D録画の方法

リアルタイム配信の方法


WHITEROOMでルームに入る

通常のWHITEROOMアプリをMeta Questシリーズ、iPhone/iPad, HoloLens2, Windows PCのいずれかで起動し、LIVE配信したいルームに参加します。

※ルームに参加するための端末のLiDARの有無は問いません。


スペースの準備

端末を置く三脚やテーブルを用意します。その1~2m前に立って使用しますので、背景に障害物が映らないようにスペースを片付けてください。


LIVEアプリの起動

LIVEアプリを起動し、一番上の「LIVE Streaming」を選択します。


ログイン

LIVE配信をしたいルームのルームID(6桁)とご自身のPINコードでログインしてください。

※ルームIDと自身のアカウントのPINは招待メールおよび専用サイトからご確認いただけます。
※専用サイトからは、「ルーム一覧」から対象のルームを選択し、画面右上の「QRコードから参加」を選択するとQRコードの下に記載されています。


立ち位置の設定

端末を置くための三脚やテーブルから前方1~2mあたりの床にカメラをかざして、タップしてリングを配置してください。場所が確定したら「SET」をタップします。
※リングを配置した位置に立って発表します。


撮影用端末の高さの調整

三脚やテーブルに端末を置き、上半身が映るように高さを調整します。このときカメラの高さが顔の位置になるように調整すると顔がきれいに映ります。


トリミングの設定

映りこんでほしくない後ろの壁や天井を切り取るために、二本のスライダーでトリミングします。上のスライダーでトリミングする天井の高さを、下のスライダーでトリミングする奥行きを決定します(このとき立ち位置に他の方に立ってもらうとより設定しやすくなります。)

※端末画面のマイクアイコンは、近日公開予定の撮影用端末でのルームへの参加機能が追加された際に有効になります。現在はまだご利用いただけません。


配信開始

三脚やテーブルに設置した端末でLIVEアプリより配信開始ボタンを押してください。


立ち位置への移動

配信が開始したら、あとは先ほどリングを置いたあたりに移動して発表を開始してください。自動でLIVE用のアバターに切り替わります。
カメラから立つ位置の距離が1mなど近いと顔の表情などが細かく描画されますが、近い分見切れる範囲が出てくる可能性があります。2m程離れると表情はややわかりにくくなりますが全身が描画されます。


他の参加者からの見え方

他の参加者から見ると、LIVE配信を始めたユーザーのアバターがボリュメトリックビデオに切り替わって表示されます。


LIVEアバターが見えない場合

参加者全員から見て上記の様に切り替わらない場合、LIVEアプリ側で一度配信を止めて再開してください。
一部の方のみ上記の様に切り替わらない場合は、お手数ですが一度退出して再度入室いただくようお願いいたします。

配信停止


配信を終了する際は、LIVE用の端末の停止ボタンを押します。

※LIVEアバターの位置を変えたい場合はLIVEアプリ側で一度配信を停止し、WHITEROOMアプリ側で空間内を移動し、再度開始してください。


3D録画の方法

LIVEアプリの起動

LIVEアプリを起動し、一番下の「3D Record」を選択します。

立ち位置の設定

端末を置くための三脚やテーブルから前方1~2mあたりの床にカメラをかざして、タップしてリングを配置してください。場所が確定したら「SET」をタップします。
※リングを配置した位置に立って発表します。

撮影用端末の高さの調整

三脚やテーブルに端末を置き、上半身が映るように高さを調整します。このときカメラの高さが顔の位置になるように調整すると顔がきれいに映ります。


トリミングの設定

映りこんでほしくない後ろの壁や天井を切り取るために、二本のスライダーでトリミングします。
上のスライダーでトリミングする天井の高さを、下のスライダーでトリミングする奥行きを決定します
(この際立ち位置に他の方に立ってもらうとより設定しやすくなります。)

※端末画面のマイクアイコンは、近日公開予定の撮影用端末でのルームへの参加機能が追加された際に有効になります。現在はまだご利用できません

録画開始

三脚やテーブルに設置した端末でLIVEアプリより録画開始ボタンを押してください。


立ち位置への移動

録画が開始したら、あとは先ほどリングを置いたあたりに移動してください。カメラから立つ位置の距離が1mなど近いと顔の表情などが細かく描画されますが、近い分見切れる範囲が出てくる可能性があります。2m程離れると表情はややわかりにくくなりますが全身が描画されます。


録画停止

LIVE用の端末の停止ボタンを押します。録画が終了すると自動的に録画データが保存されます。

再び録画を開始すると、新規データとして録画の作成が開始されます。


録画データのルームへのアップロード


録画が完了したら、アプリのトップ画面に戻り中段の「Library」を選択します。
録画データに表示されているアップロードボタンを選択して下さい。

アップロードしたいルームのルームIDと自身のアカウントのPINを入力し、UPLOADをタップします。
アップロードが完了したら、続いてはWHITEROOMアプリ側に移って下さい。

※ルームIDと自身のアカウントのPINは招待メールおよび専用サイトからご確認いただけます。
※専用サイトからは、「ルーム一覧」から対象のルームを選択し、画面右上の「QRコードから参加」を選択するとQRコードの下に記載されています。


WHITEROOMアプリ側での操作方法

録画データがアップロードできたら、WHITEROOMアプリ側で更新ボタンを押してください。
録画データが「Files」にアセットとして追加されます。

3D録画データをスポーンさせ、「Control」を選択します。

再生すると録画したボリュメトリックビデオが再生されます。再生・停止・最初から再生・ループ再生・音量の調整の操作を行うことができます。



3D録画データの名前の変更の方法

名前を変更したい録画データの名前の右側に表示されている編集ボタンをタップし、編集します。


3D録画データの削除の方法

削除したい録画データに表示されているごみ箱のマークのボタンをタップします。削除する録画データを確認し、「Delete」を押します。